アレルギーが出やすい食材として心配な食材の「牛乳」…、どのように進めていいか悩みますよね。
ごくたまに、粉ミルクが飲めれば牛乳もOK…と思っている方がいらっしゃいますが、それは違うので注意してくださいね。粉ミルクは乳製品アレルギーの子でも飲めるようにできています。
【注意点】この記事はあくまでも経験に基づくまとめです!
- 粉ミルクが飲めるからといって牛乳がOKというわけではない
- 牛乳を飲み物として与えてOKなのは1歳以降から
- 1歳未満で牛乳を使う際は加熱して使う
以上のポイントをふまえて離乳食の乳製品を進めていきましょう。
ちなみにわが子は、特にアレルギー検査などはせずに始めました。
離乳食の「牛乳(乳製品)」の開始時期と量の目安
- 生後5〜8ヶ月
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乳製品の摂取は栄養分としてはなくてもOK
ヨーグルトやバターなどで少しずつ慣らしていく時期【離乳食中期】生後7〜8ヶ月の食べさせる量の目安と必要な栄養素まとめ 毎日の離乳食…果たして適正な量なのか、多いのか、それとも少ないのか…悩むことはありませんか? 離乳食の目安量(目標量)を確認しておくことをおすすめします。 この… - 生後9〜11ヶ月
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1日30〜50mlが必要な栄養としての目安量
1歳になるまでは加熱して料理などに使用する【離乳食後期】生後9〜11ヶ月の食べさせる量の目安と必要な栄養素まとめ 自分が用意している離乳食…多いんだか少ないんだか、栄養は足りてるのか…ふと悩むことはありませんか? そもそも全然食べない…という子もいるかもしれないけど、目安量… - 生後12ヶ月〜(1歳以降)
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1日100ml〜飲み物として飲み始めてOK(以降少しずつ増やして1日400mlが理想量)
(ただしタンパク質の分解機能の成長度合いから、体重9kg超えたらが望ましい。心配な場合は、栄養士さんなどに相談を)
乳製品を進めたときの実際の写真(生後7ヶ月ごろ)
乳製品のデビューはプレーンヨーグルトからにしました。市販の大人が食べるようなタイプで、最初の数回だけ温めてあげました。
ヨーグルトについて、「どんなヨーグルトをあげていますか?」とご質問いただくことが多いですが、スーパーに売っているプレーンヨーグルト(恵、ビヒダス、ブルガリアヨーグルトなど)をあげています。
「ベビーダノン」はどうですか?と聞かれることがありますが、味が調整してある(甘みを添加)ので、私はあげていません。
バナナとヨーグルトのくみあわせがすきでちゅ。
果物などに含まれる甘味は「果糖」と言われる糖分なので、果物とヨーグルトセットであげれば糖分は十分かと思います。
生後9ヶ月ごろからは牛乳を離乳食に使用
3回食になる頃から本格的に牛乳を使用しはじめます。1日30~50mlという量は、大さじ2〜3杯ほどの量なので、毎食にちょい足しぐらいで十分ですよ。
- 離乳食のつくりおきキューブを解凍するときに大さじ1の牛乳を混ぜてレンチンする
- パンケーキやおやきを焼くときの水分を牛乳に置き換える
- 卵焼きや炒り卵を作るときの水分を牛乳に置き換える
…といった「水分」→「牛乳」への置き換えで、カンタンに牛乳を取り入れられるようになりますよ。
離乳食への「チーズ」の使用について
子どもが大好きなチーズも乳製品。いつから使えるか気になりますが、塩分も気になるところですよね。
- カッテージチーズ
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塩分をあまり気にしなくていいので、7~8ヶ月から使用OK。
ただし価格が高い。手作りも可能 - とろけるチーズ(加熱タイプ)
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9ヶ月以降、刻んで加熱すれば使用OK
塩分が含まれるので少量から使用 - プロセスチーズ
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とろけるチーズになれたら、プロセスチーズも小さくして与えてOK
1歳児から対応の赤ちゃん用チーズも売られている
チーズが入ると離乳食がおいしいでちゅ。
3回食に慣れる頃から、食べムラに悩まされることも増えてきますが、チーズを入れたりするとよく食べることもあるので試してみるのもおすすめです。
飲み物として牛乳を飲み始めてOKなのは1歳を過ぎてから
牛乳を飲み物として与えてOKなのは1歳以降です。最初は加熱して少量から挑戦してくださいね。
意外と知られていないのが、「体重9kgを超えたら」飲み物としての牛乳がOKということ。
カラダが小さいと、タンパク質の分解能力が足りずにアレルギーを引き起こす原因にもなりうるので、1歳になっても体が小さめであったら急がずにフォローアップミルクなどで体重を増やすことをおすすめします。
1歳2〜3ヶ月を過ぎても9kgを超えないようでしたら、栄養士さんなどと相談して、飲み物としての牛乳を進めていいかどうかの様子を見ることをおすすめします。
離乳食に「バター」を入れる重要性について
離乳食にバターがはいってると、うまいでちゅよ…!
私も上の子のときの育児では知らなかったのですが、乳製品の1つ「バター」は離乳食には欠かせない大事な食材です。
生後6ヶ月以降、少量でいいので、ぜひ取り入れてみてくださいね。(→バターについての詳しい記事はこちら)