つぶつぶの感触にも慣れてきて、そろそろ歯も生えてきた…!…と思ったら、「そろそろ角切りの離乳食に挑戦かな?」と考えるママも多いはず。
月齢の目安としては、生後8ヶ月以降。ただし、赤ちゃんの食べる様子は個人差が大きいので、無理して早くやろうと思わなくて大丈夫ですよ。
生後8〜9ヶ月でも、歯がしっかり生えている子もいれば、まだほとんど生えていない子もいます。
ごっくんが得意な子もいれば、つぶつぶ離乳食を飲み込むのに精一杯…という子もいるので、ぜひ赤ちゃんの成長と食事の様子を見ながら慎重に進めてくださいね。急ぐ必要はないですよ。
▼1つ前の段階のつぶつぶ離乳食ストックの作り方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
角切り離乳食のつくりおきの際にあると便利なもの
初めて角切り離乳食つくりおきに挑戦するなら、100円ショップなどに売ってる「お茶だしパック」があると便利ですよ。
赤ちゃんは、固形の食材に慣れていないので、あまりたくさんの角切り野菜が混じってしまうとイヤがってしまう可能性があります。
角切り野菜だけを「お茶だしパック」に分けて煮ることで、与えるときも少量からお試しができ、受け付けなければそれまでのつぶつぶ離乳食だけをあげることもできます。
さらに、すぐに火が通ってやわらかくなる食材(ナスやキャベツなど)は先に取り出し、じっくり煮込みたいもの(にんじんやだいこんなど)と分けたい…というときも、袋ごとに取り出す時間を変えられる点でも便利ですよ。
十分に慣れてきたら、お茶だしパックに小分けにする過程は省略してもOKです。
つぶつぶ&角切り離乳食に使用する野菜の準備
フードプロセッサーのつぶつぶ野菜と角切りを並行して作ります
- つぶつぶ離乳食に使う野菜
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生のまま、フードプロセッサーにかけて細かくします。(→実際の調理の様子はこちらの記事に載せています)
- 角切り離乳食に使う野菜
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生のまま7mm角ぐらいの角切りにして、お茶だしパックに入れます。
生の角切り野菜がやわらかくなりにくいときの対処法
野菜は、大きくカットした方が野菜自身の熱伝導がよくなるのでやわらかくなる傾向があります。もし薄手の鍋などでうまくやわらかくならない場合は、大きめに切ったものを煮てから、火が通った後にカットしてくださいね。
特に、「つぶつぶ離乳食を作ってみたけど、イマイチやわらかくならない気がする…!」と感じた方は、角切りも同じことが起こる可能性が高いです。
その際は、「大きめにカットして火を通す」→「煮えたら冷まして角切りにカット」…という流れの方が、柔らかい仕上がりになりますよ。
つぶつぶ&角切り離乳食のつくりおきの調理手順
中火にかけて沸騰させます
つぶつぶ野菜を煮ている上に、お茶だしパックごと入れます。
やわらかくなるか心配な場合は、輪切りに切った野菜をのせて、やわらかく煮えた後に角切りにしてください。
時間は火加減や鍋の熱伝導で変わるので、やわらかくなるまで煮てくださいね。
このとき、数種類の角切り野菜を組み合わせて混ぜてトレイに入れるのがおすすめです。
凍らす際は、煮汁を少し入れてくださいね。
粗熱が取れたら冷凍庫に入れて保管してください。
▼調理に便利なグッズはこちらの記事にまとめてあるので、合わせてご覧になってみてください。
つくりおき離乳食用の角切り野菜を準備している様子
私はル・クルーゼの鍋で弱火でじっくり火を通しているので、この大きさでもしっかり火が通りますよ。
お茶だしパックを野菜ごとに分けておくと、「短時間で火が通る野菜」と「じっくり煮込みたい野菜」に分けることができます。
例えば「ナス」は早めに取り出して、「にんじん」「だいこん」は長めに煮たい…という際も、袋ごとに煮る時間を変えられるので便利ですよ。
▼離乳食つくりおきにおすすめの野菜については、こちらの記事も参考にしてくださいね。
角切り野菜を鍋で煮ているときの様子
汁気にしっかり浸かっていなくても大丈夫です。フタをして弱火で煮込むので「蒸し煮」のように火が通りますよ。
野菜からも水分が出るので、水気が足りないかも?…と水分を足す必要は特にありません。
お肉なども同時に調理する場合は、いっしょに蒸し煮にして、火が通ったらブレンダーなどにかけましょう。
角切り野菜が煮えたら2〜3種ミックスして凍らせておくのがおすすめ
お茶だしパックは野菜ごと入れましたが、凍らせるときは混ぜておくのがおすすめです。
同じ野菜だけ…となると、実際に食べさせるときに種類が偏ってしまうので食べさせにくくなってしまいます。
1つの部屋に少なめに小分けにしておいて、少しずつつぶつぶキューブに混ぜて慣らしてみてくださいね。
生後9〜11ヶ月ごろの実際の食事量の目安はどれぐらい?
離乳食後半になるほど「食べムラ」が出てくるので、実際にはこんなには食べないことも多いです。あくまでも理想量です。
生後9~11ヶ月ごろに摂取したい栄養の内訳や、実際に私が食べさせていた食事内容については、こちらの記事にもまとめてあるので、ぜひご覧になってみてくださいね。