「出汁とるなんてめんどくさい」…そんなふうに思いませんか?
正直私も、だしなんて顆粒でいいじゃん。手軽だし!
…って思っていました。だけど、意外と赤ちゃん用の顆粒だしって、少量のわりにはお値段もそこそこするので、たくさんの離乳食を一気に作るときはコスパが悪いんですよね。
そこで活用したいのが「出汁パック」です。
めんどうな処理は一切不要で、パックに入った出汁粉末を、鍋の中で煮出すだけでできちゃうのでカンタン。
やってみるまでは面倒かもしれませんが、一度使ってみると、手軽なことはもちろんですが、旨味たっぷりのおいしいスープができあがるのでぜひやってみてほしいです。
この記事では、だし汁を取る手順を写真付きで解説します。
出汁パックを準備〜特別なものではなく、ごく一般的なリーズナブルなものでOK
お出汁はこだわり始めればキリがないので、まずはリーズナブルなものでやってみるのがおすすめ。近所のスーパーで売っているごく一般的なものでOKです。
- かつお節や昆布などを使用しているもの
- 塩分が添加されていないもの
- その他、しいたけや煮干しなどが入っていてもOK
例えば、「煮干しオンリー」のような出汁だと、少し赤ちゃんには大人の味になってしまうので、「カツオと昆布」あたりが中心のタイプを選ぶのがおすすめです。
出汁パックからだし汁を作る手順
基本的には、出汁パックのパッケージの裏面に書いてある分量や煮出し時間が、その出汁にとっていちばんおいしい取り方になります。必ずお手元の商品の説明欄も確認してくださいね。
600ml(カップ3杯分)のお水が基本の分量になります。
倍量作りたい時は、出汁パック2つにお水1200mlですね。濃いめのお出汁を取りたいなら、水の量を減らすといいですよ。
お水の状態に出汁パックを入れて、そこから火をつけます。
沸騰するまでは、中火〜強火で問題ありません。
沸騰させると、出汁パックが風船のように膨らんで浮いてしまうことがよくあります。
その場合は、菜箸などを使って、しっかり水面に沈むようにしてあげましょう。
沸騰したら弱火にして、3〜5分そのまま煮出します。
長くやった方が旨味がたっぷり出るイメージがあると思いますが、少しずつ雑味が出てきてしまうので、長くても5分ぐらいがちょうどいいですよ。
タイマーをセットして待ちましょう。
煮出し終わったら、出汁パックを取り出します。
このとき、出汁パックの周辺に濃いめのお出汁が残っているので、軽く菜箸でぎゅぎゅっと絞ります。
これで基本のだしパックの完成です。
いつもこの基本のだし汁をベースに、つくりおき離乳食を作っています。
だし汁は冷凍もOK!小分け容器にとっておくのがおすすめ
せっかくとっただし汁は、冷凍保存しておいても便利です。
- 固めのおかゆをのばす
- 具材に汁気を足す
- だし巻き卵のだし汁に
- 野菜フレークを戻すのに
ストック離乳食などを利用していて、食べさせる前に「お湯」を足す機会が多いですが、それを出汁キューブに置きかえると旨味が増すのでおすすめですよ。
▼冷凍容器はリッチェルの「わけわけフリージング」シリーズが便利です。
もちろん赤ちゃん用の顆粒だしも便利なので、うまく使い分けよう
手軽な粉末タイプは常温保存もできるし、使いたい時に少量使えるので便利ですよ。うまく使い分けてね。
私自身は、ベビーフードや市販のだし粉末に頼るのは全然アリだと思っています。
少量使うときは、むしろ粉末の方が使い勝手がいいので、コスパを考えて使い分けることをおすすめします。